うなぎに含まれる栄養素と健康・美容効果!
うなぎって、栄養満点、スタミナ食のイメージが強いですよね。実際、うなぎには様々な栄養素が含まれており、健康にはもちろん、美容にも良いと言われています。しかし、なかなかどういった成分が含まれているのか、どういった健康効果があると言われているのかなどを知る機会は少ないのでは無いでしょうか?
ここでは、うなぎに含まれている栄養素とその栄養素が体にどのような効果があると言われているのかをご紹介したいと思います。
うなぎに含まれる栄養素と効果
ビタミン類
ビタミンは、 様々な栄養素を体に必要な成分に変える働きや、エネルギーの代謝を助ける働きがあります。体内で作ることがほとんどできないため、ビタミン類を多く含む食品から摂取することが必要です。
ビタミンA
最も含有量が多く、100gあたり約4500IU含まれています。チーズの約5倍、ほうれん草の約2倍の量にあたるそうです。また、目の角膜やのど、鼻などの粘膜、皮膚を健康に保つ役割があるので皮膚の新陳代謝を促進し、免疫力アップにもつながります。
ビタミンB
食欲不振・疲れの緩和・スタミナ不足の緩和、また、代謝をうながしてくれますので、美肌にも効果的です。糖質及び脂質の代謝を促進するビタミンB1、皮膚や爪、頭髪などの新陳代謝を活性化させるB2が多く含まれます。B1、B2ともに美容と健康には欠かすことのできない栄養素です。
ビタミンD
作用の主なものに、正常な骨格と歯の発育促進が挙げられます。つまり、骨の正常な発育を促進し、骨粗しょう症予防に効果的といえるでしょう。
ビタミンE
「若返りビタミン」と呼ばれ、体内の脂質を含む細胞膜に溶けて存在しています。ビタミンEの抗酸化作用が細胞の老化を抑制し、若さを保つといわれています。また、血管を健康に保ったり、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、免疫機能を向上する作用もあることが知られています。他にも細胞の酸化を防ぐので、老化防止にも効果を期待できます。
不飽和脂肪酸
植物や魚の脂に多く含まれています。血液の中のコレステロール値や中性脂肪を調節する働きがあるといわれています。こちらも体内で作られないため、食品(主に魚)から摂取する必要があります。
DHA
DHAは主に記憶力や集中力を高める働きがあるといわれています。また、幼少期の脳の発達に重要な働きをします。
EPA
EPAは血液の健康維持効果、いわば血液サラサラ効果に役立ちます。他にも動脈硬化を防いだり、中性脂肪値を下げたりする働きがあるといわれています。
つまり、DHAとEPAは、子供から大人まで幅広い年齢層に必要な栄養素といえるでしょう。一緒に摂るとなお効果的といわれていますが、うなぎにはそのどちらも含まれています。
ミネラル
無機質成分。体の機能の円滑な働きを助けています。体内で合成することができないため、食物からバランス良く摂ることが大切です。
カルシウム
そのほとんどは骨の成分です。他には心筋の運動調整、ストレスを緩和させるなどの働きをします。また、脳細胞内に不要なアルミニウムが入って起こる認知症を予防します。
鉄分
赤血球の主成分ヘモグロビンに存在しています。これは、特に女性に多い鉄欠乏性貧血の予防になります。生き生きとした体作りには効果的です。
コラーゲン
保湿効果が高いタンパク質であり、お肌の弾力などに影響しますが、うなぎの皮には良質なコラーゲンがたっぷりと含まれています。さらに、うなぎは皮ごと食べることが多い食材ですので、コラーゲンが摂りやすいと言えるでしょう。
うなぎに良く合う食べ合わせは?
キュウリには「カリウム」が多く含まれます。カリウムには利尿作用があり、体内の塩分を排出してくれる作用があるので、むくみの解消が期待できます。また、カリウム不足は夏バテの一因とも。キュウリとうなぎをお酢等で和えた「うざく」という一品があるように、うなぎと一緒に食べることにより夏バテ防止にも役立ちそうですね。
このように健康や美容に関係した様々な栄養素を含んでいるうなぎですが、その中でも含まれていないのがビタミンCです。うなぎを食べる時には、ほうれん草や、柑橘類などビタミンCを多く含む食品を一緒にバランス良く摂取するのがベストですね。
そこで・・・
ちょっと足すだけ!うなぎ屋が教えるビタミンCが取れるレシピ
ネギには、白い部分にビタミンCが多く含まれています。ネギをみじん切りにし、うなぎのタレとワサビ(適量)と混ぜていただくことで、おいしくビタミンCをとることができますよ!ビタミンCは加熱することでほとんどの成分が失われてしまうので、生のまま食べられるこの方法がオススメです。
いかがでしたか?うなぎには本当にたくさんの栄養素が含まれていますね。
「食べたいときが旨いとき」
美味しく食べて、楽しくイキイキ過ごしましょう!